くすりの知識
薬の服用時間
薬の保管方法
薬の有効期限
紫外線対策していますか?
花粉症対策
眠りたいのに眠れない
グルコサミンとコンドロイチン
クリニカルパスって何だろう?
ジェネリックについて
ジェネリック医薬品の取り扱い
よくある質問

くすりの知識

毎日の生活の中でお薬や健康に関する注意点や
気をつけておくとよい情報などを紹介します。
もし分からないことや疑問に思うことがあればお気軽に
お近くのらいふ薬局窓口でご相談ください。

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薬の服用時間

薬の服用時間の指定には、理由があります。決められた時間に飲まないと、効果が薄れたり副作用を生じる場合もあります。服用時間は必ず守りましょう!

食前 食事をとる30分~60分前に服用します。胃の中に食物が入ってない状態です。
食直前 食事をとる直前に服用します。
食間 食事と食事の間に服用します。例えば、朝食と昼食の間のことです。
食事中に服用するということではありません。
食後 食事の後、30分以内に服用します。食事をした後は、食物の消化活動が盛んなため、胃粘膜への刺激が少なくてすみます。
就寝前 寝る30分~60分くらい前に服用します。
時間ごと 食事に関係なく、医師の指示どおりに服用します。
頓服 医師の指示に従って、必要なときに正しく服用します。
すぐに症状が改善されないからといって、何回も服用してはいけません。

薬の保管方法

薬は室温保存

一般的に薬は高温を避けて保存が必要です。
種類により冷所である冷蔵庫に保管するものもあります。

※注意事項※
普段携帯している薬を車の中においておくことは厳禁です。真夏の日中、車の中は50℃以上になりますので、特に注意してください。

高温・多湿・直射日光を避ける

薬は熱や湿気、光に影響を受け、品質が変わる可能性があります。保管は日の当たらない涼しい場所に、気密性の高い缶やプラスチック容器に乾燥剤を入れることをおすすめします。

お子様の手の届かないところに保管

手の届かないところの保管は基本です。少し目を離したすきに、ということもよくあるケースです。捨てた後の薬にも注意をしましょう。

薬局からの説明書・薬袋も一緒に保管

後日、そのお薬を調べるときのために、薬局でお渡しする薬の説明書や薬の袋などは一緒に保管しましょう。

薬の有効期限

病院・診療所・薬局から渡される薬の袋には、有効期限の表示はされていません。それは患者さんの症状に応じてくすりの投与期間が決められ、その期間内で用法をまもって飲みきることが原則だからです。万一飲み残した場合で、同じ症状が出た場合は、医師や薬剤師に余っている薬を調べてもらって下さい。
半年に一度は、お薬の整理をすることをオススメします!

お薬有効期限3ヶ条
・余っている薬は、薬剤師又は医師に調べてもらう!
・説明書や袋は保存しておく!
・半年に一度は、薬の大掃除を!

紫外線対策していますか?

紫外線とは?

紫外線はご存知の通り、太陽光線です。
太陽光線は、可視光線(目に見える光線)と紫外線、赤外線があります。この中で、紫外線は地表に届く光の中でもっとも波長の短いものです。また、紫外線はその波長によって次の3つの種類に分けられます。

UV-A(長波長) 太陽紫外線のうち90%を占める。長時間浴びた場合、健康影響が懸念されている。
シミやシワの原因をつくる。
UV-B(中波長) ほとんどはオゾンなどで吸収されるが、一部は地表まで到達する。
皮膚や眼に有害で、日焼けを起こしたり、皮膚ガンの原因となる。
UV-C(短波長) オゾンなどで吸収され、地表には到達しない。
要注意の時期・時間

夏の日差しが強い日も、もちろんですが、春先や雨の日、真冬でも紫外線は降り注いでいます。3、4月頃からだんだん強くなり、とくに5月は多くなります。1日のうちでも、午前10時~午後2時の間がもっとも強いので、紫外線対策をシッカリしましょう。

紫外線とシミ・シワ

紫外線によって肌は急速に老化します。シミ・シワといった肌の老化の約80%が紫外線によるものです。一生の間に浴びる紫外線の量が多ければ多いほど、シミやシワが多くなるとされています。外で働く方はシミやシワができやすく、日本でも北と南では紫外線量が違います。北に住む方は南に住む方より、一生のうちに浴びる紫外線の量が少ないため、肌の老化が遅く、シミでは20歳、シワでは6歳ほど老化が遅いといわれています。

紫外線対策

紫外線を予防するには、紫外線に当たらないことが1番ですが、日常生活をする上でそれは難しいことです。日焼け止め化粧品や日傘、帽子などを活用して、なるべく紫外線が直接肌に当たらないようにすることが大切です。また、食事やサプリメントなどでビタミンCを摂取し、紫外線に当たった後の対策に心がけましょう。

帽子をかぶる 帽子のつばは7cm以上のものを。顔が浴びる紫外線の約60%をカットできます。
色は黒が一番良いです。
日傘をさす 帽子と同様、色は黒が一番良いです。
サングラスをかける レンズが真っ黒だと、瞳孔が開き光が目に入りやすくなるので、
UVカットされた淡い色で幅が広いものを選びましょう。
上着を着る ちょっと薄手のものを羽織るだけでも、直射日光から約30~50%は守ることができます。
UVカットクリーム 帽子や衣類では守れない場所があります。
女性の方は、UVカット効果のある化粧下地を使いましょう。

花粉症対策 初期療法のすすめ

くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの花粉が原因のアレルギー症状を持つ人は年々増加し、今や国民の約20%にのぼると言われています。
毎年花粉の飛散時期になると症状が出て辛い思いをしたり、花粉症対策に苦労したり。そんな辛い花粉症には「初期療法」がおすすめです!

初期療法とは

花粉症などのアレルギーは、症状が悪化すると薬が効きにくくなります。しかし、症状が軽いうちに薬を使い始めると花粉の飛散量が多くなった時期でも症状を軽くすることができるのです。

初期療法のメリット
・花粉シーズン中の症状が軽くなる
・症状の出現を遅らせることができる
・飲み薬や点鼻薬などの使用回数が減る

初期療法では花粉の飛散が始まる2週間程度前から、花粉症の症状を抑える薬(抗アレルギー薬)を服用します。シーズン中も継続するとより高い効果が期待できます。

眠りたいのに眠れない

不眠の原因は意外と身近なところにあるものです。このような原因は、努力次第で取り除いたり軽減したりすることができます。当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

生活リズムの乱れ 夜ふかし、育児、交代勤務
寝室の環境 耳障りな音、光、温度
身体的な原因 痛み、かゆみ、咳
精神的な原因 心配事、ストレス、ショック
覚醒作用のある嗜好品 たばこ、アルコール類、コーヒー、紅茶

睡眠には個人差があり、3時間程度の睡眠で十分な人、9時間以上も眠らなければならない人など、 人によって必要な睡眠時間は大きく違います。睡眠時間は長さだけが大切なのではありません。たとえ睡眠時間が少なめで眠れたような気がしなくても、他に目立った心身の不調がなければ眠りは足りていると思ってください。後は体が調節してくれます。

ジェネリックについて

ジェネリック医薬品の取り扱い

お薬は自分で選択する時代。
ジェネリック医薬品の使用について考えてみませんか?

ジェネリック医薬品への切り替えを希望される方は、かかりつけの医師、薬剤師に相談し、まずは説明を受けてみましょう。

・らいふ薬局は、ジェネリック医薬品を安定供給しています
・らいふ薬局は、ひとつの医薬品に対し多数存在するジェネリック医薬品の中から、
 患者さんのご要望に沿ったお薬を選定し、ご案内しています
※ジェネリック医薬品が無い医薬品もございます

ジェネリック医薬品についてのよくある質問

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは何ですか?
医薬品には、一般の薬局・薬店で販売されている「一般用医薬品」と、医療機関で診察を受けたときに医師から処方される「医療用医薬品」があります。さらに、「医療用医薬品」には、新しく開発・販売される「先発医薬品(新薬)」と、先発医薬品の特許が切れた後に先発医薬品と同じ有効成分を同量含み、他の医薬品メーカーにより製造・販売される「後発医薬品」があり、後者を「ジェネリック医薬品」(※)とも言います。
※欧米では一般名(generic name)で処方することが多いため、「ジェネリック医薬品」と呼んでいます。
先発医薬品を開発した医薬品メーカーには、その新薬を独占的に販売できる特許期間(20~25年)があり、その期間が終了すると、新薬に使われた有効成分や製法などは国民共有の財産になります。そして、厚生労働大臣の承認を得られれば、他の医薬品メーカーでも「ジェネリック医薬品」として製造・販売が可能になります(下図参照)。複数の医薬品メーカーが製造するジェネリック医薬品には、高血圧や高脂血症、糖尿病、花粉症といった様々な病気・症状に対応するものがある上、その形態もカプセル・錠剤など多様です。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)はしっかり効きますか?
それでも、ジェネリック医薬品は「安くて本当に効き目はあるのか」「安全性は大丈夫なのか」と心配する方もいるかもしれません。しかし、ジェネリック医薬品の開発にあたっては、医薬品メーカーにおいて様々な試験(※1)が行われており、それによって先発医薬品と効き目や安全性が同等であることが証明されたものだけが、厚生労働大臣によって承認されます。
また、既に販売されているジェネリック医薬品についても、信頼性の向上の観点から、都道府県などの協力を得て検査(※2)が実施され、検査結果も公表しています。さらに、品質に対する懸念を示す学会発表などに基づいて、国立医薬品食品衛生研究所を中心に試験検査を実施し、結果の概要を公表(※3)しています。効能や効果・用法・用量は基本的に変わりなく、製品によっては、先発医薬品よりも飲みやすくなるように薬の大きさや味、においの改良や、湿気や光に弱いなどの品質面の改善による保存性の向上など、よりよく工夫されたものもあります。
※1:「先発医薬品と同様に体内で溶けるか(溶出試験)」「先発医薬品と同速度かつ同量の有効成分が体内に吸収されるか(生物学的同等性試験)」「気温・湿度に
   よる品質への影響の有無」「長期保存による変化の有無(安定性試験)」など
※2:後発医薬品品質確保対策事業
※3:ジェネリック医薬品品質情報検討会
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の「くすり相談窓口」では、薬の効能効果、飲みあわせ、飲み方・使い方、薬に関する心配ごとなどの相談に専任の相談員がお答えしております。お気軽にご相談ください。
  • 「ジェネリック医薬品相談窓口」(くすり相談窓口)
  • 03-3506-9457
  • 受付時間:月曜日~金曜日(祝日・年末年始を除く)午前9時~午後5時
    ※ジェネリック医薬品については、一般の方のほか、医療従事者からの品質・有効性・安全性に関する相談も受付けております。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)はなぜ安いの?
先発医薬品の研究開発には、約9年~17年程度の長い歳月と数百億円から数千億円を要すると言われる莫大な投資費用が、コストとして薬の値段に反映されています。これに比べてジェネリック医薬品の場合、既に有効性や安全性について先発医薬品で確認されていることから開発期間やコストを大幅に抑えられ、結果として薬の値段も先発医薬品と比べて4割~5割程度も安く設定することができます。
※上記は平成26年4月現在での比較例。
※負担額は薬代だけの目安。詳しい負担額については、薬剤師に確認を。
参考:日本ジェネリック医薬品学会リーフレット「ご存知ですか?家計にやさしいお薬を!」
慢性的な病気によって薬を長期間服用する場合などは、ジェネリック医薬品の使用で、薬代の大幅な削減につながります。さらに、自己負担分を除いた薬代は、私たちの保険料と税金で運営されている公的な医療保険から支払われているため、薬代の削減によって医療保険の支払い額も抑えることで、それに投入される保険料や税金の負担減にもなります。つまり、ジェネリック医薬品の普及によって、健康保険組合の負担や国の財政負担の削減へ貢献することになるのです。

外部リンク:「政府広報オンライン」(http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201309/4.html#anc01